わらアートは、2006年11月、新潟市岩室温泉地域で作られたコシヒカリの「稲わら」を材料に、わらの大型造形物を作ることに始まります。2009年には、新潟市西蒲区上堰潟会場に6体の作品が展示され2日間で約2万人が訪れました。 2010年、第1回瀬戸内国際芸術祭が開催され、小豆島の肥土山地区の棚田に3体の作品が作られ多くの見学者が訪れ地元農家の制作者たちに喜ばれました。2012年、新潟県の越後妻有大地の芸術祭では、地元農家の積極的な協力により、より大型の作品が作られ、熊本県阿蘇地域では自生している茅を使って、地区ごとに協働した5体の作品が注目を集めました。2015年、北海道十勝では、初めて麦わらを使った作品が作られました。稲わらはもとより、制作の工夫と茅や麦わらなどの素材を加え、益々多くの地域に広がりを見せています。2016年、わらアートは、特定非営利法人わらアートJAPANを設立いたしました。日本各地の様々な生物資源を材料とした造形活動、地域産物の商品開発とデザイン、観光事業としての総合的な活動、海外への展開など、さらに多くの地域の活性化に貢献いたします。
地域を元気にすることは、わらアートの大切な主題です。制作活動を通して、地域の魅力を再発見、地域の紹介、展示における創生など、これらの達成に大きな効果を生み出します。大きな造形物の制作には、多くの人が携わります。農家、大工、企業、自治体、主婦、高齢者、学生、子ども、さまざまな人々の参加により完成します。一つの作品を協働することで、地域に新たな連帯が生まれます。さらに、単年度で終了せずに継続することで、そのイベントが蓄積されて、観光効果として定着し、地域の存在が生成されて行くことになります。
岐阜県美濃加茂市 2021年12月
岡山県久米郡久米南町上籾 2021年10月
静岡県浜松市 2021年8月
岐阜県美濃加茂市 2019年12月
栃木県小山市 2019年11月
長野県軽井沢町 2019年11月
群馬県みなかみ町 2019年10月
オーストラリア ヨーク 2019年9月
神奈川県横浜市 2019年9月
東京都港区 2019年8月
岐阜県美濃加茂市 2018年11月
山口県山口市 2018年9月〜11月
オーストラリア ヨーク 2018年9月
タイ王国カラシン県 2018年4月
埼玉県行田市 2014年12月〜2017年12月
新潟県西蒲区 2017年11月〜2018年3月
岐阜県美濃加茂市 2017年10月
茨城県笠間市 2017月9月
岐阜県美濃加茂市 2016年10月
北海道河東郡音更町 2016年8月
宮城県岩沼市 2016年5月